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髪の毛がパサパサになる19の原因と対処方法

毎日のヘアケアにはちゃんと気を使っているのに、髪の毛がパサパサして悩んでいるという人がいます。
なかには、パサパサする原因がわからないまま、色々な方法を試しているという場合もあるかもしれません。
実は、髪の毛がパサパサになる原因にはさまざまなものがあり、対処法もそれぞれで違います。ここでは、どうして髪の毛がパサパサするのか、どんな対処法があるのかについて解説します。

髪の毛がパサパサの状態とは?

髪の毛がパサパサするのは、キューティクルが剥がれてしまっているのが原因です。この「キューティクル」という言葉自体はよく耳にしますが、どんなものなのかはあまり知らないという人もいるかもしれません。キューティクルは髪の毛の表面を覆っているうろこ状のもので、内部のタンパク質や水分を保持し、ツヤを与えるのが役割です。キューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛に重要な栄養素や水分が失われてしまいます。その結果、潤いを保つことができず、乾燥してパサパサになってしまうのです。では、キューティクルが剥がれてしまう原因には何があるのでしょうか。

【原因1】温泉の湯はアルカリ性

旅行に行って「美人の湯」「美肌の湯」といった温泉の宣伝を見かけると、ぜひ入りたいと思ってしまう人も多いかもしれません。しかし実は、温泉は「肌には良いが髪には悪い」といわれています。その理由は、日本の温泉の多くがアルカリ性の水質だからです。アルカリ性の温泉には皮膚の表面にある古い角質や汚れを柔らかくして、剥がしやすくする効果があります。そのため、温泉に入ることで肌がツルツルになったという嬉しい経験をする人がいます。このアルカリ性の温泉が引き起こす作用こそが美人の湯、美肌の湯という名前の由来なのです。

しかし、この温泉効果が髪の毛で起こってしまうと困った事態となります。髪の毛の場合、アルカリ性の温泉に浸けるとキューティクルが開き、内部のタンパク質や水分が抜けてしまうからです。そうなると、髪の毛はパサパサ一直線です。ちなみに、パーマ液やカラー剤もアルカリ性が一般的で、温泉のなかにはパーマ液と同等以上の強いアルカリ性を示すお湯も存在します。

では、温泉に入るときに髪を傷めないようにするにはどうしたら良いでしょうか。1つは髪を温泉に浸けないようにして、シャワー以外では濡らさないようにすること、もう1つはカラーやパーマ用のシャンプーを使用することです。カラーやパーマ用に作られたシャンプーにはアルカリ性に傾いた髪を本来の弱酸性に近づける効果を持つものもあるので、髪の毛をパサパサさせないための対策になります。

【原因2】髪の毛が乾燥するサウナ

健康のために定期的にサウナを利用している人もいるでしょう。サウナは血行や代謝を促すので体に良いとされているのが主な理由ではないでしょうか。サウナの温熱効果は頭皮の血行も良くするので、頭皮の健康を保つのにも効果的だといわれています。ただし、髪の毛にとってはダメージの原因となることがあるので注意が必要です。理由はサウナの高温によって髪が乾燥し、パサパサになってしまうからです。

一般的に、サウナはドライサウナとスチームサウナに大別されます。ドライサウナは温度が80~100℃と高温で、5~15%程度の湿度しかありません。一方のスチームサウナは40~60℃とドライサウナに比べて低温で、湿度は80~100%です。ドライサウナは湿度が極端に低いので特に注意が必要ですが、湿度の高いスチームサウナでも室内が高温であることに変わりはありません。利用するときは髪を傷めないための対策が必要です。

具体的には、濡れタオルを髪に巻いたり、水分の蒸発を防ぐためにヘアオイルを塗って髪を保護したりするのが効果的です。サウナは大量の汗をかくことでデトックス効果が期待されるなど、体にとって良いこともたくさんあります。サウナを利用すること自体がダメということではなく、髪の毛にダメージを与えないような工夫をして楽しむことが大切ということです。

【原因3】塩素を含むプールの水

定期的な運動が健康に効果的であることはよく知られています。そのため、仕事の前後や休日を利用してジムなどのプールに通っているという人もいるかもしれません。プールの水には殺菌効果の強い塩素が含まれています。これは多くの人が利用するうえでの衛生面を考えてのことです。ただし、塩素には髪の毛にダメージを与える3つの作用があることも解明されています。1つ目はキューティクルを剥がしてしまう点、2つ目は肌を乾燥させる性質が頭皮も乾燥させてしまう点、3つ目は頻繁にプールを利用していると、漂白作用によって髪が脱色されてしまう点です。

では、こうしたダメージを避けるための対処法にはどんなものがあるでしょうか。まず、プールを利用するときは事前に髪の毛をシャワーで濡らしておくのがポイントです。乾いた髪を直接プールの水に浸けてしまうと、塩素の影響をより受けやすくなってしまうからです。また、防水効果のあるシリコンキャップを使うという手段もあります。プールから上がったあとは、すぐにシャンプーで髪を洗うのが理想的ですが、難しい場合はレモン水を使ってみましょう。レモン水には塩素によってアルカリ性になった髪を本来の弱酸性に戻す働きがあるといわれています。作り方は簡単で、500mlのペットボトルに水とレモン5分の1程度の果汁を入れるだけです。シャワーでプールの水をしっかり流したあとに髪になじませておくと良いでしょう。

【原因4】海水や潮風の塩分

夏になるとにぎわう代表的な場所と言えば海ではないでしょうか。毎年たくさんの人たちが海水浴やマリンスポーツを楽しんだり、海辺のリゾートでのんびり過ごしたりする姿が報道されています。海に行くとき、日焼けを気にする人は日焼け止めで肌を守る対策をする場合が多いですが、髪の毛のケアについてはあまり考えていないという人もいるかもしれません。しかし、海水や潮風は髪にダメージを与えるので注意が必要です。海水や潮風に含まれる塩分にはキューティクルを破壊してしまう性質があります。そのため、何も予防をしないと、内部の栄養素や水分が失われてパサパサの状態になってしまうのです。

そうならないためには、肌に日焼け止めを塗るのと同じように、髪の毛もしっかりと保護することが大切です。まず、海に行く前に紫外線のダメージから髪を守ってくれるヘアオイルなどを塗っておきます。海辺で過ごすときはできるだけ髪を海水に浸けないようにしたほうが良いでしょう。遊んだあとは紫外線のケアができるシャンプーとトリートメントを使って、なるべく早く髪を洗います。海で髪の毛をパサパサにしないためには事前の予防とアフターケアを欠かさないようにしましょう。

【原因5】髪の毛についたホコリ

髪の毛に直接ダメージを与えるわけではありませんが、蓄積されると困ったことになる存在にホコリがあります。ホコリは頭皮に付着して毛穴を詰まらせてしまうことがあり、そうなると健康な髪が育たなくなってしまうからです。また、ホコリは髪につきやすいうえになかなか落ちないので、髪が絡まりやすくなる原因にもなってしまいます。しかも、ホコリには汚れやダニ、カビや菌が含まれていることが多いのも難点です。どのような対策をすれば、ホコリで困らずに済むのでしょうか。

おすすめの予防方法は、適度にブラッシングをすることです。ブラッシングはプレシャンプーと呼ばれることもあるほど、髪の毛に付着したホコリを落とします。また、お風呂に入る前にもブラッシングをしておくと、シャンプーで髪や頭皮にかかる負担を少なくする効果も期待できます。もし、ブラッシングをするときに静電気が気になってしまうという人は静電気の発生を抑えてくれるシャンプーやコンディショナーを使ったり、ヘアオイルを利用したりするのが効果的です。

【原因6】髪の毛を傷つけるセルフカット

髪の毛のスタイリングをするときに、前髪や後れ毛の長さを少しだけ調整したくてセルフカットをしている人がいるかもしれません。しかし、ちょっと調整するだけのつもりでも、結果として髪を傷つけてしまうのがセルフカットの怖いところです。セルフカットでは髪の切り口がキレイにならず、グニャッと歪んでしまうことが多くあります。こうした断面は、放置していると枝毛や切れ毛の原因となってしまうのです。

セルフカットでキレイな断面を作れない理由としては、そもそもハサミの種類が違うという点が挙げられます。美容室で使われているハサミは髪の毛をキレイにカットするために作られた専門的なものなので、セルフカットとは仕上がりが全く違ってくるのです。キレイな髪を保ちたいと思うのであれば、セルフカットは避けて美容師に任せるのが無難です。髪は一度傷んでしまうと修復するのに時間がかかりますから、自分で切るものではないと認識しておいたほうが良いでしょう。

【原因7】パサパサになるホームカラー

自分好みに髪の色を変えられるヘアカラーは人気の施術のひとつです。これまでにヘアカラーをしたことがある、現在ヘアカラーをしているという人も多いのではないでしょうか。実際に、全国理美容製造者協会が行った2017年のサロンユーザー調査によると、ヘアカラーをしている女性の割合は全体の64.2%と半数以上を占めました。

これだけヘアカラーが一般的になると、なかには手軽さや費用面を考えて、ホームカラーを利用している人もいるかもしれません。しかし、ホームカラーを繰り返して使っていると、髪がパサパサになり、頭皮も傷めてしまうおそれがあるので注意が必要です。ホームカラー用の市販薬というのは誰にでも手に入りますから、万人の髪を染められるだけの作用が必要です。そのため、どうしても強い薬品で作られてしまうという事情があります。強い薬品を何度も使うことで、あまりにパサパサになってしまった髪や傷んでしまった頭皮は、修復するのが難しくなってしまうかもしれません。

そうならないようにするにはヘアカラーは美容室でやってもらい、髪へのダメージを最小限に抑えることが大切です。美容室でヘアカラーをするとダメージが少ないのは、髪質や髪の状態を考えたうえで個別にカラー剤を選んでいるからです。事実、先ほどの調査でもヘアカラーを美容室で行う人の割合は70.6%という高い数値も出ています。キレイな髪の毛を保っていくためには、ヘアカラーは美容室で施術してもらうという意識を持つことが大切なのです。

【原因8】毛穴が詰まるヘアスプレー

多くの人が思い通りのスタイリングをするためにヘアスプレーを利用しています。しかし、ヘアスプレーは髪を固めるため、スプレー後の髪の毛を無理に動かすとキューティクルが剥がれてしまうことがあるのが難点です。キューティクルが剥がれた髪はパサパサになっていきますし、場合によってはヘアスプレーが頭皮のかゆみやフケを引き起こすこともあります。かゆみやフケが出てしまうのは、頭皮に付着したヘアスプレーが毛穴に詰まり、汚れが溜まってしまうことが原因です。ヘアスプレーの成分そのものが髪にダメージを与えるわけではありませんが、使うときは工夫をしておくと良いでしょう。

たとえば、髪のスタイリングをするときは事前にヘアオイルを塗っておくのが効果的です。ヘアスプレーは揮発性が高く、髪を保湿できませんが、ヘアオイルを塗っておけば乾燥を防ぐことができます。また、ヘアスプレーで固定した髪はできるだけ触らないようにして、髪の毛同士の摩擦を最小限に抑えましょう。帰って来たら、その日のうちに髪をしっかり洗って、頭皮についているヘアスプレーを洗い流します。小さなことかもしれませんが、毛穴に汚れが溜まらないようにするのは大切な習慣です。

【原因9】パーマやカラーのダメージ

パーマをかけたりカラーリングをしたりすると、髪が傷むというのはよく知られています。これはパーマ液やカラー剤の成分がキューティクルを剥がしてしまうのからです。一般的に、パーマ液やカラー剤はアルカリ性のため、どうしてもキューティクルが剥がれるのを避けることができません。結果として、内部の栄養素や水分が流出してしまい、髪がダメージを受けることになります。つまり、パーマをかけたりカラーリングをしたりするときは、いつもよりしっかりとしたケアをすることが重要になってくるということです。では、どのようなケアをしておけば良いでしょうか。

パーマやカラーのあとは、トリートメントを欠かさないことが大切です。特に、パーマやカラーをしてから1週間程度はパーマ用、カラー用のシャンプーもおすすめします。専用のシャンプーには疑似キューティクルを作る働きがあるので、髪の表面を守る効果が期待できるからです。もし、パーマやカラーで髪が傷んでしまった場合はシャンプーとトリートメントでコツコツとケアを続ける必要があります。特に、シャンプーは泡立てネットなどを使って、事前に泡状にしてから髪の毛にのせ、手で包み込むように洗うのがコツです。こうすることで、髪の毛同士の摩擦でダメージが広がってしまうのを防ぐことができます。トリートメントをするときは、手のひらに伸ばしてから、手ぐしでやさしくつけるようにしましょう。これも、摩擦を避けるための方法です。修復には時間がかかりますが、少しずつ改善されていくのであきらめずに取り組む姿勢が大切です。

【原因10】長期間カットをしない髪の毛

髪の毛を伸ばしている最中に起こりがちな現象に、美容室へ通う回数が減るというものがあります。せっかく伸ばしている髪をカットすると短くなってしまうから行かないというのが理由のようです。また、ロングヘアになると、見た目が大きく変化しないので、無意識のうちに美容室から足が遠のいていたといったパターンもあるかもしれません。しかし、長期間、髪をカットしないで放置していると、枝毛や切れ毛の原因となってしまう場合があります。

髪の毛は1本ごとに伸びるスピードが違うので、長く放置しているあいだにそれぞれの髪の長さはバラバラになっていきます。すると、髪が絡まりやすくなってダメージを受けた結果、枝毛や切れ毛ができてしまうのです。しかも、枝毛や切れ毛というのは放置しているとどんどん増えていき、髪も伸びにくくなってしまいます。

こうしたことにならないために、美容室には2~3カ月に1回を目安に通って、毛先をカットしてもらうことが大切です。これは、ロングヘアの人でも同様です。美容室で定期的にケアすることで、髪の毛をダメージから守れるのはもちろん、健康な髪を保てば伸びるスピードも速くなります。髪は伸ばしているときこそケアが大切と思って、定期的にケアをしておきましょう。

【原因11】間違ったシャンプー選び

ドラッグストアなどに行くと、ズラッと並んだシャンプーの棚を目にします。さまざまな種類があり、選ぶ基準も人によっていろいろです。しかし、選ぶシャンプーによっては髪や頭皮にダメージを与える場合があることを知っている人は少ないかもしれません。たとえば、洗浄力の強いシャンプーは使うたびにキューティクルを剥がしていくといわれています。キューティクルが剥がれてしまっては、いくら毎日キレイに洗っていても髪の毛はパサパサになっていくだけです。シャンプーには気を使っているはずなのに、なぜか髪がパサパサするという人は、一度使っているシャンプーを見直してみたほうが良いかもしれません。

自分に合ったシャンプーを選ぶときは、信頼できる美容師に相談してアドバイスを受けることをおすすめします。髪質や髪の状態はプロに見てもらったほうがより正確にわかるからです。また、美容師はシャンプーについての知識も豊富なので、これまで良いと信じてやってきたケアが実は合っていなかったといった個別の情報も教えてくれます。人気のあるシャンプーよりも、自分の髪質や髪の状態に合ったシャンプーのほうが髪をキレイにしますから、どんなシャンプーが合うのかは相談しながら決めていくのが賢明です。

【原因12】間違ったヘアケア

世の中にはさまざまなヘアケア情報があふれています。美容に敏感な人のなかには、新しい情報を次々とキャッチして試しているという人もいるかもしれません。しかし、もしも間違ったヘアケアを正しいと信じて続けてしまった場合、髪の毛がパサパサになってしまう可能性があります。たとえば「濡れた髪のブラッシング」「ドライヤーの不使用」「強い洗髪」などがその代表です。

濡れた髪はキューティクルが開いていてとてもデリケートになっているので、この状態でブラッシングをしてしまうとキューティクルが剥がれてしまい、ダメージを受けることになります。ブラッシングは髪の毛をある程度乾かしてからするのというのが正しいヘアケア方法です。また、ドライヤーは髪を傷めるので使わないほうが良いという情報も目にします。しかし、キューティクルが開いた状態の濡れた髪を放置すると、内部の水分がどんどん蒸発し髪はパサパサです。髪の毛は自然乾燥ではなく、ドライヤーを使って乾かすようにしましょう。さらに、強い洗髪も間違ったヘアケアの方法です。髪や頭皮をゴシゴシと洗うと、キューティクルが剥がれたり、頭皮に傷がついたりしてダメージの原因となります。髪を洗うときは爪を立てないようにして、指の腹で優しく洗うことが大切です。キレイな髪を保つには正しいヘアケアが不可欠なので、わからないことは美容師に聞くなどして、間違った方法を選ばないように気をつけましょう。

【原因13】高温のコテやアイロン

髪のスタイリングにコテやアイロンを使用するという人も多いのではないでしょうか。短時間で仕上げるために、温度を高く設定しているという場合もあるかもしれません。しかし、高温のコテやアイロンは髪の毛をパサパサにする原因となります。髪の毛は熱に弱く、内部の水分がどんどん蒸発してしまうからです。さらに、高温での使用を続けていると、ダメージで髪が硬くなりパーマやカラーが思う通りにできなくなってしまいます。髪がここまでのダメージを受けてしまうと、全体が生え変わるまで待つしかありません。

とはいえ、コテやアイロンを全く使用しないわけにはいかないという人もいるでしょうから、使用方法についてのコツを紹介します。まず、コテやアイロンを使う前に熱から髪を守るベーススプレーを使用するのがおすすめです。設定温度は120~150℃程度を目安にして、必ず髪が乾いた状態で使うようにします。また、コテやアイロンは髪の毛の同じ場所に何度もあてないように意識して、1回にあてる時間は1~2秒にしておくこともポイントです。

【原因14】ドライヤーの間違った使い方

【原因13】高温のコテやアイロン」のところでも触れたように、髪の毛は熱に弱いという特徴があります。つまり、ドライヤーも間違った使い方をすることによって、髪を傷める原因になるということです。ここでは、正しいドライヤーの使い方について説明します。

まず、髪を洗ったら、タオルドライしたあとにアウトバストリートメントを少量つけておきます。つける場所は、髪の毛の中間から毛先部分です。こうしておくことで、髪をドライヤーの熱からある程度守ることができます。また、ドライヤーは頭から10~15cmほど離して使用するのもポイントです。

実際に乾かすときは前髪がある人は前髪を最初に乾かします。このとき、ドライヤーを上からあてるようにすると前髪が割れてしまうのを防げるのでおすすめです。前髪のあとは髪全体を乾かしていきます。乾かすときのコツは、髪の根本を乾かすイメージでドライヤーをあてていくことです。特に、襟足、後頭部、耳の周りは乾きにくいので入念に乾かすようにしましょう。頭頂部を乾かすときは髪の毛を持ち上げて、空気を含ませるようにするとボリュームが出ます。

全体が8割程度乾いたら、ブラシを使ってブローをしながら毛先のほうを乾かしていきます。ブラシに対して斜め上45度くらいからドライヤーをあてると、キューティクルが剥がれにくいです。髪が乾いたら最後にヘアオイルを塗ります。正しいドライヤーの使い方を毎日の習慣にして、キレイな髪を保ちましょう。

【原因15】就寝中の摩擦

日々のヘアケアにはいろいろと気を使っているのに、どうしても髪がパサパサになってしまうという人がいます。この場合、寝ているあいだに髪の毛がダメージを受けている可能性が考えられます。就寝中に髪の毛同士が擦れて、キューティクルが剥がれてしまうことがあるからです。特に、ロングヘアの場合は寝ているあいだのダメージが大きいといわれています。毎晩寝る前は髪がツヤツヤなのに、朝になるとパサパサになっているという人は就寝中の工夫をするのがおすすめです。

寝ているあいだに髪を傷めない主な方法は3つ。1つ目は、寝る前に洗い流さないトリートメントを塗るという方法です。こうすることで、髪の表面がトリートメントでコーティングされ、摩擦が抑えられます。2つ目は髪をゆるく結んでまとめておく方法です。あまり強く結んでしまうと、頭皮に負担がかかるうえに結んだときのクセもついてしまうので、あくまでゆるく結ぶように意識します。3つ目はナイトキャップを使うという方法です。ナイトキャップは髪の摩擦を抑えるのはもちろん、乾燥を防ぐ効果もあるといわれています。いくつかの方法があるので、自分の取り入れやすい方法からトライして、髪の状態を観察してみると改善が見られるかもしれません。

【原因16】静電気によるダメージ

日本の冬は空気が乾燥するので、スキンケアでは保湿を重視するという人も多いのではないでしょうか。当然、空気の乾燥は髪の乾燥にもつながりますが、実は冬場は乾燥以外にもダメージの原因となるものがあります。それが静電気です。静電気は湿度が35%以下になると発生しやすくなるといわれています。冬になるとよく静電気が起こるのはこのためです。静電気にはキューティクルを剥がしてしまう性質があり、髪がパサパサになりやすくなるのが問題です。では、静電気を予防するにはどんな方法があるでしょうか。

静電気を発生させないようにするには、加湿器を使うのが効果的です。身のまわりの湿度を上げておけば、静電気を防げます。また、静電気が発生しにくい素材でできた衣類を選ぶという方法もおすすめです。たとえば、ポリエステルやアクリルといった化学繊維でできた服は静電気を発生しやすくするといわれています。逆に、綿・麻・絹などの天然素材は化学繊維に比べて静電気を引き起こしにくいという特徴があります。冬のあいだの衣類は素材にも気を使うことが大切ということです。さらに、リンスやトリートメントを欠かさないことで静電気をある程度抑えられます。もともとリンスやトリートメントには髪の毛をまとめて静電気を起こしにくくする役割があるからです。静電気を防ぐためのグッズも充実しているので、気になる人はチェックしてみるのも良いかもしれません。

【原因17】髪の毛を濡れたまま放置

「【原因12】間違ったヘアケア」のところでも少し触れましたが、髪の毛を濡れたまま放置するのは良いことではありません。濡れた髪はキューティクルが開いていて、内部の栄養素や水分が抜けやすいので、パサパサの原因となるからです。さらに、髪の毛を濡れたまま放置すると、湿った頭皮で雑菌が繁殖してしまいます。こうなると、抜け毛や白髪の原因となったり、ニオイのもととなったりすることがあるので注意が必要です。ヘアケア情報のなかには自然乾燥をおすすめするものもありますが、自然乾燥でキレイな髪が育つとは言えないことがわかります。

たしかに「【原因14】ドライヤーの間違った使い方」で説明した通り、ドライヤーも髪を傷めることがあります。ただし、これは間違った使い方をしてしまった場合の話です。ドライヤーは正しく使うことで髪をダメージから守りますから、毎日乾かすようにしましょう。また、お風呂から出たら、なるべく時間を置かずに乾かすことも大切です。ついついリラックスタイムを楽しんでしまい、ある程度乾いてからドライヤーを使用しているという人もいるかもしれません。しかし、髪の毛は濡れているあいだずっとダメージを受けていますから、先に乾かしてしまったほうが賢明なのです。

【原因18】髪の毛の乾燥

髪の毛がパサパサしていると「今日は乾燥しているな」と感じることがあります。たしかにその通りかもしれません。しかし、この乾燥を一時的なものだと思って放置していると、髪へのダメージがどんどん蓄積されてしまうことがあるので注意が必要です。理由は髪の乾燥が続くことで静電気が発生し、髪の毛同士が摩擦を引き起こすからです。こうした状態が続いてしまうと、キューティクルが剥がれて枝毛や切れ毛の原因となってしまうことがあります。つまり、髪は肌と同様、乾燥させないようにすることが大切ということです。

ここでは、髪の摩擦を防ぎ、乾燥しにくくするためのシャンプーの仕方とお風呂のあとのケアを紹介します。特に、秋から冬にかけては乾燥しやすいので、コツコツと取り組むことが大切です。まず、シャンプーは泡立ててから髪にのせるようにします。シャンプーは液体の状態で頭につけ、頭皮を使って泡立てていく人が多いですが、この方法は乾燥した季節には特におすすめできません。髪の摩擦によって、キューティクルが剥がれてしまうからです。シャンプーは先にネットなどで泡立てておいて、やさしく包み込むように使うとダメージを軽減できます。

同様に、お風呂のあとのタオルドライにも注意が必要です。お風呂から出ると、ついついタオルで頭をゴシゴシしてしまいがちですが、これもキューティクルが剥がれる原因となります。髪はタオルで挟むようにして、やさしく水分を取り除くようにするのがコツです。また、ドライヤーで乾かす前にアウトバストリートメントで髪の毛をしっかり保護します。ドライヤーは正しい使い方を守り、仕上げに1分程度冷風をあてると、キューティクルが固定されやすいので試してみてください。

【原因19】紫外線によるダメージ

紫外線が肌に良くないことは一般的に知られているので、春になると日焼け止めや肌を保護するためのグッズをよく見かけるようになります。実は、髪の毛も肌と同じように紫外線のダメージを受けるのですが、意外と対策をしていないという人もいるのではないでしょうか。紫外線はキューティクルを剥がす性質があるので、内部の水分が失われて、乾燥したり、髪が弱くなったり、髪の表面がゴワゴワしたりする原因となります。そうならないためには、髪の毛にもしっかりとしたUV対策をしておくことが大切です。

日傘をさしたり、帽子をかぶったりする方法はよく知られているので、ここではそれ以外の対処法を2つ紹介します。1つはUVケアができるトリートメントを使うという方法です。トリートメントの種類のなかにはUVケアができる商品もあり、夏場が近づくと売り場に登場してきます。毎日のケアに有効とされていますので、チェックしてみてください。もう1つはスプレータイプの日焼け止めを利用する方法です。スプレータイプの日焼け止めは肌だけでなく、髪や頭皮にも使用できます。これらのケアをしたうえで、日傘や帽子を使えばこれまでよりもしっかりとしたUVケアができるようになり、髪への紫外線ダメージを軽減できるでしょう。

髪の毛のパサパサを改善しよう!

 

髪の毛がパサパサになる原因はキューティクルが剥がれてしまうことですが、キューティクルが剥がれる原因にはさまざまなものがあり、人によって当てはまるものも違います。キレイな髪を保つには自分の髪がパサパサになっている原因を知り、正しい対処をすることが大切です。また、ダメージを受けそうな状況を想定して事前に予防対策をすることも必要な習慣と言えます。もし、すでに髪のパサパサがひどいのであれば、早めに美容室で相談したほうが良いでしょう。そうすることで、改善方法のアドバイスを受けることができます。

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青山・表参道の美容室ZACC(ザック) 幅広い顧客にはタレントや著名人も多数来店。代表の高橋和義は多数のCM・写真集等のヘアメイクを担当し、セミナーやショーを国内外で行う。また早くからサロンオリジナル商品の開発も手がけるなど、日本美容界のトップランナーとして活躍。

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