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年齢によって変化する髪を綺麗にする方法!

髪の美しさは見た目年齢に大きく影響を与えます。年代を問わず、綺麗な髪でいたい人は多いでしょう。髪の状態は、ヘアケアの方法や生活習慣、年齢などで変ります。そのため、パサつく、広がる、コシがないなど髪の悩みは人それぞれです。この記事では、年代別に、髪のトラブルに応じた対処法や髪を綺麗な状態で維持するケアの方法、生活習慣などについて説明していきます。

髪はどんな構造になっている?

適切なヘアケアをするためには、髪の構造を知ることが大切です。まずは髪がどんな構造なのかを見ていきましょう。髪は、キューティクル、コルテックス、メデュラの大きく3つの部分からなります。キューティクルは、髪の表面を覆う部分です。硬いたんぱく質が主成分で、うろこ状に重なり、髪の内部組織を保護する役割を担っています。また、表面はMEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる脂質成分によって覆われており、これが髪のツヤやなめらかな手触りに大きく関係しています。キューティクルが整っている髪はツヤがあり、触ったときに引っかからずなめらかです。美しい髪を保つなら、キューティクルを健康な状態に保つことが欠かせません。

コルテックスは毛髪の内部にあり、髪の9割近くを占める部分です。繊維状のたんぱく質を主成分とし、水分や脂質も含み、髪のしなやかさや丈夫さを決定づけています。パーマをかけたりカラーをしたりするときは、薬剤が主にコルテックスに対して作用します。キューティクルが剥がれたり、パーマ剤やカラー剤が影響したりしてコルテックスが外部に流れ出るようなことがあると、髪はしなやかさを失い、ごわついたりパサついたりするのです。

メデュラは髪の中心部に存在し、毛髄質とも呼ばれます。主成分は柔らかいたんぱく質と脂質です。メデュラの多さは髪の太さに関係しています。また、外部刺激によって空洞ができやすく、メデュラに空洞が多くなると髪が白っぽく見えるといわれています。ただし、キューティクルやコルテックスに比べ、メデュラに関してはあまりよく分かっていないのが実情です。

髪は先手のケアが大事

肌と同じように髪も加齢に伴って衰え、ハリやコシをなくしツヤを失います。肌はトラブルがあってもケアによってある程度の回復が見込めますが、髪は自己補修ができません。なぜなら、髪は角化した細胞、つまり死んだ細胞が集まってできているものだからです。髪の中でも深い毛根部分だけは生きているため、分裂して伸びてきます。しかし、細胞は頭皮に出てくる段階で角化してしまうのです。髪の伸びている部分はすでに細胞が死滅しているため、大きなダメージを受けてからケアしても、ツヤのある綺麗な状態に戻ることはありません。そこで、ダメージを受けないように予防することが大切です。

なお、髪や頭皮の状態は、年齢によって異なります。髪を綺麗に保つためには、加齢による変化の状態に合わせてケア方法を変えることが必要です。

20代までの髪のトラブル

20代の女性では、髪のトラブルはパサつきや枝毛・切れ毛、傷みなどが多く見られます。これは、パーマやカラー、スタイリング剤、ヘアアイロンなどによるダメージが原因になっていることが多いです。髪のパサつきは、毛髪内部から栄養や潤いが流失して潤いを失っている状態です。また、枝毛や切れ毛は、1度できてしまうと直すことはできません。毎日こまめに髪のケアを行って、髪が受けているダメージを取り除き、症状の悪化を防ぐことが必要です。

枝毛の原因と対処法

毎日、入念にヘアケアを行っているつもりでも、ふと気がつくとできていることがあるのが枝毛です。枝毛とは髪の先が縦に避けて枝分かれしたようになった状態のことで、主に外部刺激によるダメージによってできます。髪は、ドライヤーやヘアアイロンの熱、ブラッシングの摩擦、濡れた状態でのこすれなど、何らかのダメージを受けると、表面のキューティクルが剥がれたり欠けたりすることがあります。すると、内部のたんぱく質や水分が流れ出し、脆くなってしまうのです。もともと、髪を構成するたんぱく質は縦に長い線維状のため、縦に裂けやすい性質を持ちます。弱くなった毛先が縦に避けると、枝毛になるのです。

ただし、枝毛はできやすい人とできにくい人がいます。いわゆる剛毛タイプの人は、キューティクルが厚く何重にも重なっているため、裂けにくく枝毛になりにくい傾向が強いです。一方、細くて柔らかい軟毛タイプの人は、キューティクルが薄くコルテックスの密度も低いため、裂けやすく枝毛になりやすいです。細く柔らかな髪質の人は、剛毛の人よりもしっかりケアする必要があります。

枝毛のもっとも良い予防法は、美容室で毛先をこまめにカットすることです。髪が伸びて長くなるほど、毛先には栄養が届きづらくなります。すると、毛先が傷んで枝毛ができやすくなるのです。そこで、美容室でプロに傷んだ部分をカットしてもらえば、枝毛のない綺麗な状態が保てるでしょう。その他、セルフケアで枝毛を防ぐ方法としては、トリートメントやヘアオイルをつけるのが良いでしょう。トリートメントやヘアオイルは髪の表面を包みこんでキューティクルを剥がれにくくし、外部刺激によるダメージから守ります。また、コルテックスにたんぱく質や水分を補給し、しなやかで丈夫な状態に整えるサポートも期待できるでしょう。

切れ毛の原因と対処法

髪が途中でぷつぷつと切れてしまった状態が、切れ毛です。切れ毛が発生する原因としては、主に「パーマやカラー」「栄養不足」「ダメージの蓄積」が挙げられます。

髪の成長には、たんぱく質やミネラルなどの栄養が必要です。ところが、過度のダイエットや食生活の偏りなどが原因で、栄養が不足してしまうことがあります。摂取した栄養はまず身体の方に回されますので、量が不足しているときは髪に届かなくなるのです。成長に必要な栄養がこないので、髪は細くひょろひょろになります。そして、ツヤやコシを失うだけでなく、本来なら耐えられるはずの負荷でもぷつんと切れてしまうようになるのです。

髪へのダメージの蓄積も問題です。毎日スタイリングでヘアアイロンを使用していたり、パーマやカラーを繰り返したりしていると、髪には徐々にダメージが溜まっていきます。ヘアアイロンの長時間の使用は高温の熱でたんぱく質を変性させますし、パーマやカラーは薬剤によってキューティクルをこじ開けます。へアイロンやパーマ剤、カラー剤は、1度の使用で髪に大きなダメージを与えることはありません。しかし、何度も繰り返していれば、ダメージが蓄積して髪が弱ってしまいます。

切れ毛を予防するために大切なのは、生活習慣の改善です。まずは良質な睡眠をしっかりと取り、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。
 
適度な運動は、ストレスの解消にもつながります。過度のストレスは、筋肉を緊張させて血行を収縮させてしまい、栄養の運搬を妨げるのです。そのため、切れにくい丈夫な髪を作るためには、ストレスを発散することも必要です。運動ではなくても、趣味に没頭する、のんびりお風呂に入るなど、ストレス発散の方法を見つけておくと良いでしょう。

紫外線の対策をすることも大切です。紫外線に当たると、頭皮や髪もダメージを受け、乾燥します。紫外線は、夏場だけではなく1年中降り注いでいますので、帽子や日傘を活用してなるべく当たらないようにしましょう。冬場に発生しやすい静電気も、髪にダメージを与えます。静電気対策用の市販のスプレーを髪にかける、トリートメントやヘアオイルで保護するといった対策を取ることが大切です。

適切なヘアケアも欠かせません。いくら対策をしても、間違ったヘアケアを続けていては髪を傷めます。特に注意したいのが、シャンプーの方法です。洗髪前にシャワーでざっと濡らしてシャンプー液を直接なすりつけ、髪をこすり合わせながら泡立てるといったことは、してはいけません。まず、シャンプー前には丁寧にブラッシングをして汚れを浮かせましょう。その後、ぬるま湯でしっかり予洗いして全体の汚れを落とします。シャンプー液は手のひらにとってしっかり泡立て、その泡で包み込むようにして頭皮や髪を洗うことが大切です。最後はぬるま湯で、シャンプー液が残らないようにしっかりとすすぎ流しましょう。

ドライヤーをかけるときも、注意が必要です。髪をバサバサとふりながらドライヤーを近づけて温風を当てるといった方法はよくありません。まずは清潔な乾いたタオルで髪をはさんでしっかり水気をとることが必要です。ドライヤーは髪から20~30cm程度離し、1カ所に当て続けないように動かしながら、根元を中心に温風を当てて乾かしていきましょう。ドライヤーの熱が髪にダメージを与えそうだからと、自然乾燥にしてはいけません。なぜなら、濡れた髪は自然とキューティクルが開く性質があるからです。キューティクルが開いたままにしていると、引っかかって剥がれたり、内部の栄養や水分が流れ出たりしてしまいます。

髪のパサつきの原因と対処法

髪がパサつく原因は、栄養や水分の不足です。髪の洗い方や乾かし方が良くなかったり、乾燥や紫外線対策をしていなかったりして、髪に一定以上のダメージを与えてしまうと毛髪内部の栄養や水分が流出してパサつきやすくなります。また、偏った食生活や過度のダイエットによる栄養不足、睡眠不足といった不健康な生活も要因として挙げられるでしょう。パサつきへの基本的な対策は、切れ毛への対処法と同じです。生活習慣を整え、ストレスは溜めないようにし、きちんと乾燥や紫外線対策を行いましょう。また、シャンプーやドライヤーを正しい方法で行うことも大切です。

洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使ってのケアも、髪にしっとりした潤いを与え、パサつきを改善してくれます。ただし、トリートメントやヘアオイルは、たくさんつければ良いというものではありません。まずは少量を手に取り、毛先からぎゅっと握りしめるようにしてつけていきましょう。頭皮につけると荒れることがありますので、つけるのは髪の根元の手前までにします。また、たくさんつけると髪がべっとりして見た目が悪くなります。少量ずつ手にとって塗り、足りなければ少し出して足していくのがコツです。

30~40代の髪のトラブル

30~40代になると、外部刺激に加え、老化が原因で髪のトラブルが起こることが増えてきます。年を取ると、肌は衰えてシワやたるみができるものです。それと同じように、頭皮も衰えます。衰えた肌は新陳代謝が低下して血行が悪くなり、毛穴に充分な栄養を届かせにくくなります。すると、髪が細いままで成長しなかったり、ハリやコシを失ったり、乾燥してパサついたりするのです。また、頭皮がたるんで毛穴がゆがむことで、生えてきた髪がうねったりくせ毛になったりすることもあります。

そのため、30歳を過ぎると、すでに生えている髪をケアするだけでは不十分です。これから生えてくる髪の土台となる頭皮もケアすることが大切になります。頭皮をケアする方法としては、肌に優しい低刺激のシャンプーを使って清潔に保つ、保湿する、頭皮マッサージを行って血行を良くするなどが挙げられるでしょう。

髪のうねりの原因と対処法

うねっている髪には、生まれつき毛根部分が曲がっている先天的なタイプと、頭皮状態が原因で起こる後天的なタイプとがあります。後天的なタイプのひとつが、頭皮が老化によってたるみ、毛穴がゆがんでしまったケースです。生まれつきのうねり髪を治すのは困難ですが、後天的の場合は、頭皮のケアをすることで改善が期待できることがあります。シャンプーは、肌に優しいマイルドな洗浄力のものを選びましょう。シャンプーやドライヤーは、先に述べた正しい方法で行います。

頭皮のエイジングケアとして、丁寧なマッサージを行うのも良いでしょう。頭皮マッサージをするときは、両手の指を広げて頭の両サイドに添え、爪を立てないように注意して指の腹でもみほぐしていきます。頭皮が柔らかくなることで、曲がった毛穴がまっすぐに戻りうねりが改善する可能性があります。

髪が細くなる原因と対処法

髪のトラブルは、傷みや乾燥だけではありません。髪そのものが細くなり、全体のボリュームがなくなるということもあります。主な原因は加齢で、20代後半から徐々に細くなりはじめ、40代前後から細毛や薄毛が進行するケースが多いです。細毛や薄毛の原因は、加齢による女性ホルモンの減少のほか、栄養不足やストレス、間違ったヘアケアなどもあります。そこで、生活習慣を整えて栄養バランスのとれた食生活を送り、ストレスを溜めないようにすることが必要です。

また、ヘアケアではブラッシングやシャンプー、ドライヤーなどを正しい方法で行うように注意しましょう。頭皮に優しいシャンプーを使うことも、大切なポイントです。シャンプーにはいくつかの種類があります。ドラッグストアで市販されている安価なシャンプーのほとんどは、高級アルコール系シャンプーと呼ばれるものです。高級とついてますが、これは炭素数の多いアルコールという意味であって、高級品ということではありません。高級アルコール系シャンプーは洗浄剤が強く、すっきり洗うことはできますが、頭皮から必要な皮脂や水分まで落とすという難点があります。肌への刺激が強いため、乾燥やべたつきなどのトラブルを起こしやすいとされています。

肌に優しいシャンプーを使うなら、アミノ酸シャンプーが望ましいでしょう。配合されている界面活性剤はアミノ酸系成分ですので、肌になじみやすく低刺激です。汚れや余分な皮脂は落としながら、必要な皮脂や水分まで取り除くことはありません。また、育毛剤の使用も検討すると良いでしょう。育毛剤は、髪の血行を促進したり保湿したりして、頭皮状態を整えるサポートをします。頭皮の状態が整うことで、健やかな髪が生えやすくなるでしょう。

50~60代の髪のトラブルと対処法

50歳を過ぎると、パサつきやうねり、ハリやコシのない状態などに加え、白髪や薄毛も多く見られるようになります。50歳以降の髪のトラブルのほとんどは、頭皮の状態が原因です。女性は50歳前後で更年期に入り、女性ホルモンの分泌量が減ります。女性の身体には、女性ホルモンだけではなく、男性ホルモンも存在しています。女性ホルモンが減少すると相対的に男性ホルモンが優勢となり、薄毛やひどい抜け毛の原因となるのです。

トラブルを予防・軽減するためには、生活習慣を整える、栄養バランスの取れた食生活を送る、紫外線対策をきちんとするなどの基本的な対策に加え、育毛剤もケアに取り入れると良いでしょう。頭皮環境を整えるサポートが期待できます。

髪を綺麗に保つには生活習慣やケアが大切!

髪はすでに死んでいる細胞の集まりです。そのため、傷んでしまうと自己修復することはできません。髪を綺麗に保つためには、傷まないようにケアをすることが大切です。年齢によっても、髪や頭皮の状態は変わります。生活習慣を整えるとともに、年代別にふさわしいケアを行うようにしましょう。ただし、髪のダメージがひどい場合は、自力で頑張ってもあまり良くならないこともあります。そのときは、髪のエキスパートである美容室で相談してみると良いでしょう。ひとりひとりの髪の状態に合わせ、適切なケアやアドバイスが受けられるでしょう。

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美容室ZACC 監修記事

青山・表参道の美容室ZACC(ザック) 幅広い顧客にはタレントや著名人も多数来店。代表の高橋和義は多数のCM・写真集等のヘアメイクを担当し、セミナーやショーを国内外で行う。また早くからサロンオリジナル商品の開発も手がけるなど、日本美容界のトップランナーとして活躍。

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